ペーパーコード
先日 完成した椅子のフレームにペーパーコードを巻いてきます
ペーパーコードとは、椅子の座面用に開発された特殊な紙紐です
3本の細い紐を撚って 1本の強い紐になっています。
北欧 特にデンマークの文化的な椅子の座面の工法で
軽くて、硬すぎず、柔かすぎず、腰にもお尻に優しく
熱伝導率が悪いので、夏も暑くなく、冬も冷たくもなく
私に言わせると、非の打ちどころのない座面です
そして、今 現在の段階では、紐を巻く機械は開発されておらず、
人の手によってのみ編み上げることが出来るというのも、魅力の一つです。
そんなペーパーコードに出会ったのは2007年
妻が愛読している雑誌 「天然生活」のとある記事でした。
それまでは ペーパーコードの存在すら知りもしなかったし、もちろん座った事もありませんでした。
ただその記事の中で
「若手の職人さんとベテラン職人さんが時より言葉を交えながら、ずっと笑顔で作業し続け」
という一文があり、それがなぜかとても印象的で(笑)
そこから急にペーパーコードに興味を持ち始めました
あの時から5年
ペーパーコードを巻いてます。
人生 何がきっかけで転機が訪れるかわかりませんね。
椅子の試作3号 完成しました。
そして、試作4号の製作が決定いたしました・・・・・・・・・
2012.07.31 17:00 | Forest Breathing Furniture