STORY OF
HINOKI

檜の魅力について

檜の魅力について

檜の魅力について

檜(ヒノキ)の魅力

それは“全部”と言いたいところですが

一番は香り。
引き出しを開けると ふわっと広がる、思わず深呼吸したくなるような森の香り
あの香りを一度家に持ち帰ってしまうともう檜の虜です。
長い1日を終え、家に帰るとやさしい檜の香りが出迎えてくれます。
張り詰めていた神経もふっとほぐれるかもしれません。
『日本人に生まれてよかった~』なんて一言もついつい出てしまいます。

実際に研究で檜にはリラックスが効果があると証明されています。
その効果をもっとも発揮しているのが檜風呂ですね。
旅館の檜風呂って すごくリラックスできませんか。
檜は水やお湯にさらすとより香りが強くなります。
気分の晴れない雨の日も 檜の香りでリフレッシュ&リラックスです。

この香りを身近に楽しめるのは日本人の特権です。
ただし、檜の香りもずっとは続きません。
檜の香りの元は檜に含まれる油です。
その油も木の表面が乾燥してくれば、いずれはなくなってしまいます。
しかし、木そのものの内部には十分香りの元、油が蓄えられていますので
削るとまた良い香りが蘇ります。
けれど、削ると家具が小さくなってきますので、ほどほどに…。

第二に成長。
檜は最初、色白でほんのりピンクの印象ですが
1年2年…10年…20年と使い続けると、徐々に表情を変えてきます。
お使いになる環境によってもスピードは異なりますが
次第に飴色になってきます。
それを私は成長だと考えています。
日に日に育って行く家具、目が離せません。

第三に手触り
木は大きく分けて、広葉樹と針葉樹の2種類に分類されます。
この二種類は細胞が違うので全く材としては違います。
広葉樹の特徴は、硬くて重厚、木目がはっきりしている。手触りは冷たい、など。
針葉樹の特徴は、柔らかくて、軽量、木目はあっさりしている。手触りは温かく滑らかなど。

広葉樹に代表されるのは、ナラ、ブナ、タモ、メープル、クルミ
針葉樹に代表されるのは、檜、松、杉、パイン

またそれぞれに特徴があるのですが
この中でも手触りはダントツで檜が良いと私は思います。
温もりをより多く感じたいのなら杉をお勧めしますが
絹のような手触りは檜の優しい木肌ならではだと思います。
実際、私の使っている檜のダイニングテーブルは
檜の油+私のハンドワックスでピカピカです。
知らず知らずのうちに撫でているのですね。

第四に軽さ
檜は家の大黒柱になるくらいしっかりした木ですが
広葉樹に比べると軽いのが特徴です。
比較的楽に家具を移動させることができますので
お掃除はもちろん、お部屋の模様替えなんかも気軽に楽しめるかもしれません。

第五第六とあるのですが、きりが無いのでこの辺で。

反対に家具材としての檜の弱点は
傷がつきやすい。
筆圧が強い私が下敷きを引かずに紙に字を書くと字が写ります。
水拭きすると多少は戻るのですが、それでもうっすらと残ります。
最初は気になるかもしれませんが
次第に飴色になるにつれて馴染んできます。
傷も味わいや経年変化として楽しんでいただければと思います。

さらに檜に限らずですが、無垢の木で作った家具は呼吸し生きています。
家具屋さんで売られている既成の家具の多くは
ウレタン塗料で表面をコーティングし、木の呼吸を止め、木の動きをとめています。
こうする事によって、 安定した品質を確保できるからです。
その代わり、木の質感は失われてしまいます。

F.B.Fは木の質感やぬくもりを肌で感じて頂く為、家具の用途としてお使い頂ける
必要最低限の仕上げである、天然オイルによる表面の保護のみにとどめています。
なので、木は呼吸し続け 夏には湿気を吸い、冬には湿気を吐き出すという
調湿効果も期待できる一方、多少伸縮もします。
その伸縮によって可能な限り加工する際に逃げをとっていますが
それでも、反りや割れが発生する可能性もあります。
その事をご理解いただいた上、ご検討ください。

そして、檜と森林破壊の関係についてですが
檜は人の手によって使うために、植えられた木です。
使わないと逆に、森が放置され、活性されません。
積極的に使った方がよい木種です。

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